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「 冬、静謐 」
2026年 3月 原画サイズ 四つ切
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昨年の夏に作品「夏 海風」を完成させたとき、四季を題材にした4作品を描くことにしました。
そしてそのあとに作品「秋 月光」を完成、当然次の作品は「冬」ですが、僕の過去の作風から言って、モノトーンな冬景色を描くには、実際の手法がイメージできません。
人は雪景色を見るとき、白一色の中の微妙な起伏をわずかな陰影から見出します。
これをボールペンとラインマーカーで表すには、白とグレーのコントラストが強く出過ぎるのです。
しかしこの冬に八ヶ岳の友人のカフェに行った帰り道、葉を落とした照葉樹や針葉樹の凛としたたたずまいを観ると、やはりこの景色を描きたいと改めて思いました。
そこで今まで使ったことのない白とグレーのマーカー類を10種類以上用意し、あらゆる組み合わせで重ね描きしたところ、何とか納得の組み合わせが見つかりました。
制作ではモノトーンの静けさの中に命を観てもらうべく、構成と配置、色遣いに腐心しました。
鳥のモチーフは3つですが、1つは見方を変えて探してみてください。
その間の空間を観て何かを感じてもらえればうれしいです。
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